干渉低周波治療ってほんとうに効くのです
 
 

 昨年の12月から尿失禁、頻尿症例に干渉低周波治療を行って参りました。新しい治療なのでどのような症例に、どの程度効果があるかがやや不安でしたが、この3ヶ月間でこの治療はかなり効くという実感がもてました。

  この治療は骨盤の底にある骨盤底筋を強化します。従って力んだときに漏れる腹圧性尿失禁に効果が期待できます。どの程度の効果が期待できるかというと、時々漏れる〜尿パット不要程度までの、どちらかというと軽症の尿失禁に対しては、2〜3回の治療で効果が現れ、6回以内にはほぼ治癒します。またパットテスト(尿漏れ検査)で76gあった重症例では、6回終了時で36g約半分まで減少しました。この方は内服薬を併用することによりさらに失禁量が減少し現在も治療継続中です。

 一方、頻尿にも効果があるとされていますが、切迫性頻尿にはかなりの効果があります。不安定膀胱の切迫性頻尿は骨盤底筋の脆弱さが原因の一つと最近は考えられています。従って骨盤底筋を鍛えて膀胱をしっかり支えることにより、尿の切迫性が改善され頻尿がよくなるようです。こういった頻尿は高齢者の女性に多く、実際治療を初めてみるとかなりの効果が出ます。ある84歳女性は点滴の最中に2〜3回トイレに行く必要があったことで治療を開始しましたが、2回目の治療ですでに点滴中はトイレが我慢できるようになりました。

 ただ男性には効果が少ないようで、数名の頻尿の男性患者に治療を行いましたが、著効例はなく 有効症例が2名だけでした。このことは膀胱の神経、筋肉への作用はあまりないのではないかと考えられます。

 この干渉低周波治療は費用対効果でみるととてもパフォーマンスが良く、女性で頻尿や尿失禁でお悩みの方は是非試みてみる治療と思われます。

 

 
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