泌尿器科NEWS

2014年1月28日 火曜日

前立腺癌の人で速く歩く人は予後が良い

米国癌学会(AACR)は、前立腺癌の診断を受けた患者のうち、診断前の歩行速度が速かった患者群において、前立腺腫瘍中の規則的な形状の血管の比率が、診断前の歩行速度が遅かった患者群よりも高くなっており、これに基づいて、運動が前立腺癌患者の予後の改善に関連する理由が説明され得るということを示唆する研究所見を紹介した。1月18-21日開催のAACR-Prostate Cancer Foundation Conference on Advances in Prostate Cancer Researchで発表。

 より高い強度の身体的活動を行っている男性では、ほとんどまたは全く身体的活動を行わない男性と比較して、前立腺癌の再発または前立腺癌による死亡のリスクが低くなることが報告されてきている。しかし、こうした関連性の根底にある生物学的なメカニズムは、明らかになっていない。

 過去の研究では、より規則的な形状の血管を多く含む前立腺腫瘍を有する男性は、不規則な形状の血管の比率が非常に高い前立腺腫瘍を有する男性よりも予後が良いことが明らかになっていた。今回の研究は、患者の歩行速度の速さが、前立腺腫瘍中の規則的な形状の血管の比率の増加に関連していることを明らかにした。

 今回の研究では、1986年に開始されたHealth Professionals Follow-up Study(栄養やライフスタイルに関連する要因[身体的活動を含む]に関する、質問票を用いた2年および4年間隔の調査)のデータを解析した。その結果、診断前の歩行速度(時速3.3から4.5マイル)が速かった男性群では、診断前の歩行速度(時速1.5から2.5マイル)が遅かった男性群と比較して、規則的な形状の血管の割合が8%多くなっていた。

 「今回得られた研究所見は、前立腺癌患者において、運動が予後改善に関連する理由の説明となり得る。ライフスタイルやその他の要因への暴露が、前立腺癌の予後に影響を及ぼす未解明のメカニズムを調べる上で、学際的な共同研究の有用性を示したもの」と研究者は述べている。

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 勘違いしないで欲しいのは、速く歩く人は前立腺癌にかかりにくいと言うことではなく、前立腺癌になったとして比較的おとなしい癌である、と言うことです。

 やはり日頃からきびきび活動することが体には良いと言うことですね。



投稿者 すやま泌尿器科クリニック | コメント(0)

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